ないものねだり
自由がないと、何もかもやめてしまいたくなるし
何もすることがないと、何かをしたくなる。
お金がない、自由がない、パートナーがいない
全てを持っていて、自分の人生に100%満足している人は
どれくらいいるのだろうか。
自分がある人の生活を羨ましがっていると同時に
その人も誰かの生活を羨ましがっているかもしれない。
結局みんな自分の人生に何かしらの不満を持っていて
その不満を完全に打ち消すことはできないのではないか。
不満を無くすため行動したことによって
新たな不満が生まれ、結局前の方がよかったのではないかと思うこともある。
自分が何をすれば幸せかなんてわかるはずもなく
もしかしたら今が人生で一番幸せな時期かもしれないし、
一番不幸な時期かもしれない。
平凡な暮らしが一番だと思っていても
これから何十年もその生活を続けると考えると
やはりどこかで変化を求めてしまうだろう。
今求めている生活が叶ったとして
どれだけその生活に満足していられるだろうか。
そう考えると理想というものは果てしなく、
理想を追い求めることで力を発揮できる人もいれば
果てしない道のりに絶望してしまう人もいる。
他人の生活が幸せそうに見えるからといって
必ずしもその人が幸せであるとは限らないし、
自分が同じような生活をしてどう感じるかもまた別である。
それでもやはり自分の人生に納得がいかないのであれば
それは行動を起こすしかない。
しかし、もし人にこう言われたからだとか
他の人の生活がうらやましいからとかいう理由なのであれば
一度自分自身はどうなのかを考えてみるのが良いと感じる。
人の考える理想が必ずしも自分の理想と同じであるとは限らないのだから。